top of page
■ F A Q ■  よくある質問
 

 

 

Q. ウェールズは国ですか? 地方ですか? 州ですか?

 

A. ウェールズは独立国ではありませんが、国という単位で「イギリス」に 加わっていると考えることができます。イギリスの正式名称は、The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(グレートブリテ ンおよび北アイルランド連合王国)ですが、その名の通り、4つの「国」と その他が連合してイギリスがあるわけです。

政治的にはエリザベス女王を国家元首においた国民主権に基づく立憲君主 国ですが、ウェールズには独立した議会もあり、部分的とは言え自治権を 持っています。文化的にも心情的にも自分たちの「国」ととらえている、 と言えると思います。

ただ、日本語で表現する時はウェールズ国、と言うのは変なので単にウェ ールズ、と言うのが一般的でしょうね。州ではありません。州に当たるも のはもっと小さい単位で、ウェールズの中のたとえばグィネズ州、という 形になります。

 

 

Q. どうしてイギリスはワールドカップに出る時にイギリス代表ではな く、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに分か れるんですか?

 

A. FIFA主催の国際試合は、国の代表ではなく各国のサッカー協会ごと の代表チームで戦います。イギリスには4つのサッカー協会が別々にある のでワールドカップではその4つに分かれて参加するのが決まりです。イ ギリスの4つの協会はFIFAができる前から存在していたので、サッカ ー発祥の国に対してFIFAも認めざるを得なかったのです。

同様に歴史的、地理的な理由から一つの独立国にサッカー協会が複数存在 する例はいくつかあるのでイギリスだけというわけではないです。

同じサッカーでもFIFA主催ではないオリンピックはイギリスからは一 つしか代表チームは出せません。でも4つのサッカー協会は合同でイギリ ス代表チームを作ることには反対意見が根強く、1972年大会以降長ら く不参加が続きました。2012年の自国開催オリンピックでは紆余曲折 ありましたが久々のイギリス合同代表で参加しました。

 

 

 

Q. イギリス王室は代々ウェルシュ・コーギーを飼っているのですか?

 

A. いいえ、エリザベス女王からです。子供の頃にウェイマス子爵家のウェ ルシュ・コーギー・ペンブルックを見て一目で気に入り、7歳の時にDookieドゥーキーというオスを飼い始めました。

18歳の誕生日に父王から贈られたスーザン以来クイーン・マザーと共に繁殖にも力を入れ、これまでに30頭以上のコーギーを飼ってきました。現在はホリー、ウィロウと、 クイーン・マザーが亡くなった後に引き取ったモンティを加えて、3頭の コーギーを飼っています。

他にコーギーとダックスフントのミックス(ドーギーと呼ばれています) であるサイダー、キャンディ、ヴァルカンの3頭がいます。(犬たちの数は2012年6月現在)

チャールズ皇太子やアン王女が幼児の頃に女王がコーギーをプレゼントしたこともあり、ウェルシュ・コーギーはロイヤル・ドッグとして知られるようになりました。

バッキンガム宮殿ではありませんが女王の飼い犬は他に黒ラブラドルとイ ングリッシュ・コッカー・スパニエルもいます。

もともと、英国王室は犬好きの人が多いのか、ヴィクトリア女王は一時期 88頭もの犬を飼っていて、ポメラニアンの繁殖家としても活動していま したし、その子供のエドワード7世と王妃アレキサンドラはジャパニー ズ・チンを可愛がって肖像画もたくさん描かせていたそうです。

【2012年10月追記】

ロンドンオリンピック開会式映像で007とも共演した女王のコーギーの1頭モンティが9月9日に死亡。同時発表でドーギーのサイダーの死も伝え られました。女王のコーギーは2頭、ドーギーも2頭になりました。

【2018年4月追記】

​女王の最後のコーギーとなっていたウィロウがガンのため14歳で死亡しました。現在ドーギーのキャンディとヴァルカンが健在です。

 

 

 

Q. ウェールズはサッカーワールドカップに出場したことはありますか?

 

A. 1回だけあります。1958年のスウェーデン大会です。この時はなん とイギリス4ヶ国が揃って出場した貴重な機会となりました。ウェールズ は5戦して1勝1敗3分(+決定戦1勝)、ベスト8という成績でした。

 

 

Q. 1ポンドコインのデザインにウェールズのものは何種類ありますか?

 

A. A. 2020年現在、1ポンドコインの裏面のデザインは26種類あります が、そのうちウェールズ関連は「王冠とリーク」「ドラゴン」「メナイ吊橋」「カーディフの市章」「ウェールズの植物」の5種類です。イギリスの1ポンドコインは4年または5年の周期でスコットランド、ウェールズ、北アイルランド、イングラ ンド、連合王国の順にそれぞれを象徴するデザインを毎年発行していまし たが、近年はローテーション的には不規則です。全コイン(£2を除く) のデザイン一新に伴って2008年から連合王国の楯章のままでしたが、 2010年と11年に首都シリーズが新登場して2年で4つの新デザイン が発行されています。2012年はまた楯章に戻っています。その後、4つの国の組み合わせのデザインが続いて2種類出ました。

bottom of page